ハイラブル株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:水本武志、以下、「当社」)は、株式会社 point0(本社:東京都千代田区、代表取締役:石原隆広) が運営する会員型のコワーキングスペース「point 0 marunouchi」で2021年3月15日より開始される会議活性化の実証実験に話し合い分析技術を提供します。
【実証実験の概要】
point 0 marunouchi は、働き方改革をテーマに、理想のオフィス空間の実現をめざして様々な空間コンテンツの実証実験を行っているコワーキングスペースです。会員となっている企業は、それぞれのもつ最新技術やノウハウを活用して、多様な働き方に合わせた空間コンテンツを導入する実証実験を行い、新しいサービスの創出に取り組んでいます。
新しいサービスを共創するには、多様な人々の活発な話し合いが欠かせません。こうした活発な話し合いの場づくりは、従来は主にファシリテーションスキルをもつ人の能力に頼るしかありませんでした。そこで、会議室における話し合いの状況をセンシングして、話し合いが活性化するように空間を制御できれば、より多くの共創が生まれると期待できます。
この目的を実現するために、今回 point 0 marunouchi では、会議室での会議活性化ソリューションの実証実験が行われます。本ソリューションは、会議の状態をリアルタイムでセンシングし、適切なタイミングで音、香り、照明といった空間コンテンツを制御することで、会議を活性化することを目指します。空間コンテンツおよび制御と可視化はpoint 0 marunouchiに参加する企業が提供し、会議の状態をリアルタイムにセンシングする部分に当社の話し合い分析技術が利用されます。
【話し合い分析技術について】
当社は、話し合いを定量化・見える化する特許技術を実装した話し合いの見える化クラウドサービス Hylable Discussion を開発・運用しています。これまで、教育現場における話し合い活動や、企業研修におけるグループディスカッションを中心にのべ2万人以上の話し合いを分析してきました。2020年には、新たに Web 会議を見える化するサービス Hylable を新開発し、日本eラーニング大賞 厚生労働大臣等を受賞しました。
(関連リリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000058655.html)
これまでは、見える化されたデータは主に、話し合い参加者のメタ認知を促すための振り返りに使われていました。本実証実験では、当社の技術の新しい応用として、空間コンテンツを制御するセンシング技術としての活用方法に挑戦します。
【今後の展開】
当社は、本実証実験における話し合い分析技術の提供を通して、豊かな会議のあり方を模索していきます。また、得られた知見を一般化することで、様々な会議室へ本技術を展開する可能性を検討します。
◆ ハイラブル株式会社について
◆ 株式会社point0