活用例

2025.04.07

児童の会話量が増え、話し合いにおける役割も明確に

概要

名前
戸田市立戸田南小学校

Webサイト

全校人数
770名

サービス
対面の話し合い見える化サービス Hylable Discussion

利用学年
4年、5年、6年、その他(教職員)

利用場面
国語、道徳、図工、教職員ミーティング

利用規模
主に、1グループ4人×8台

コメント提供者
野口修男先生(戸田市立戸田南小学校 教頭)

コメント

導入前の悩みや課題、サービス導入のねらいは?
昨年度、他校でハイラブルディスカッションを導入している様子を参観し、児童同士の話し合いの量や質を高めるために有効なツールであると実感したため。

【以下、先生からのコメント】
● A教諭:国語の単元がちょうど話し合いのところで使えそうだと思ったから。

● B教諭:評価の難しいグループ活動において、各グループでどのような深まりが見られるか、評価の材料となると思ったから。

● C教諭:導入前は、学級での話し合いが活発にならず、一定の児童が話しているだけで、話し合いとして成り立たないグループが多かった。そこで、ハイラブルを活用して、話し合いの仕方について児童に身に付けてほしいと思ったから。



 

使ってみた感想は?
● A教諭:接続や使い方が難しいと思ったけど、意外と使ってみるとできた。 緊張感をもって、目的のための話し合いができていたと思う。

● B教諭:国語科で活用するのであれば、「話す・聞く」の領域では、表情や仕草など児童の様子も映っている方がいいので、タブレットでの動画撮影がふさわしいと感じた。「読む」領域において、例えば感想交流や物語を深めていく話合いなどに活用すると、グループでどのような深まりが見られるか過程を追うことができるかと感じた。
4クラスで実施したが、どのクラスも意欲の向上が見られた。また、適切な意見を返そうと考えながら発表する姿が見られた。

● C教諭:ハイラブルを初めて活用した授業では、児童の話し合いのデータをその場で確認し、現在の自分たちの姿を知ることができた。そこから、話し合い活動の中で、自分たちができることや今後の課題が視覚化されたことで、児童が日々の活用を通して意識しながら話をしたり、話を振ったりと児童なりの工夫が見られた。
児童の会話量は増え、話し合いの質が向上したように感じました。ほとんどのグループがハイラブルを活用してから話し合いの内容を意識し、自分の役割も明確化されてきている姿が見られました。



 

使い方で工夫した点は?
● A教諭:話し合いをする前にフリートークで練習したこと。

● B教諭:授業の中に、必ず自分たちのグループの記録を振り返る機会を設けたこと。

● C教諭:同じ授業だけでなく、複数の授業で活用したこと。また、毎時間活用するのではなく、ハイラブルがなくてもどのような話し合いができるか実践しました。ハイラブルを活用しなくても自分たちで話し合いが円滑に進むことができていると感じ、そこから、さらにハイラブルを活用したことで、今までのデータとの変化を可視化させたことです。





 

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